VCSを、3Dで見る。
磁石で入れて、磁石で保つ
電動機・変圧器・コンデンサの回路をひんぱんに開閉する接触器。投入コイルで入れ、永久磁石で保ち、引外しコイルで外す。短絡はヒューズにまかせる。その分担を確かめます。
原理を理解するための教材3Dモデル
参考型式:三菱電機 VZ-Eシリーズ コンビネーションユニット 200A・機械ラッチ(L)(定格使用電圧3.3/6.6kV)。「外観」「内部」「動作」「結線」で切り替えます。部品をタップすると、名前・役割・つながる相手と、資料で確かめた範囲が出ます。
見るポイント
- 負荷電流の開閉が得意。開閉頻度600回/時、機械的耐久25万回(カタログ)。短絡電流は組み合わせた電力ヒューズが切ります。
- ラッチ式は永久磁石で保つ。投入コイルで吸引し、LS1 が投入コイルの電流を切ったあとは永久磁石で保持。制御電源が切れても開きません。
- 引外しは磁束の打ち消し。引外しコイルの磁束が永久磁石の磁束を打ち消し、引外しばねで開きます。
- 常時励磁式は電源が切れると開く。16msの停電でも開くので、停電後に勝手に再始動させたくない回路に向きます。
- ヒューズ溶断で3相とも開く。溶断検出(LS2)が接触器を引き外し、欠相を防ぎます。
根拠と未確認
資料で確認できたこと・簡略化したこと・未確認のこと
| 表したもの | 扱い | 根拠・理由 |
|---|---|---|
| 定格使用電圧3.3/6.6kV、200/400A、AC4級(開閉耐久AC3級) | 資料で確認 | カタログ p.3〜4 |
| 形名の E(常時励磁)・L(機械ラッチ)、2・4(200・400A) | 資料で確認 | カタログ p.28〜29 |
| ラッチ式は永久磁石で電磁的に保持・注油不要 | 資料で確認 | カタログ p.1・p.23、国内製品ページ |
| 投入:投入コイル → 可動鉄心が固定鉄心に吸引 → LS1が投入コイル電流を切る。引外し:引外しコイルの磁束が永久磁石の磁束を打ち消し、引外しばねで開く | 資料で確認 | カタログ p.22〜23 |
| 常時励磁式は制御電源が16ms切れても開く | 資料で確認 | カタログ p.22 |
| 補助スイッチ2a2b、LS0・LS1・LS2、動作回数計・電力ヒューズ溶断検出装置 | 資料で確認 | カタログ p.14〜16、国内製品ページ |
| 開閉頻度600回/時、機械的耐久25万回、電気的耐久 電動機・変圧器25万回・コンデンサ10万回、15年以内または耐久回数で更新 | 資料で確認 | カタログ p.4・p.25〜26 |
| 電磁石・ヨーク・永久磁石・ばね・リンクの形と位置 | 未確認 | 資料に構造図の記述がない。動作の順番は資料どおりで、形は模式 |
| ヒューズの取付け位置・向き、全体の寸法、端子の位置 | 未確認 | 外形図と照合できていない |
| ヒューズと組み合わせたときの短絡遮断の値 | 未確認 | 抽出した表の単位が読み取れず、数値は載せていない |
動きは順番を示すためのもので、時間や電流・電圧の大きさは表していません(計算で示した値は、そのつど式を書いています)。実際の操作・試験は、取扱説明書・社内手順・作業責任者の指示に従います。