直列リアクトルを、3Dで見る。
6%の意味
進相コンデンサと直列に入れるリアクトル。なぜ6%なのか、高調波が多いと何が起きるのかを確かめます。
原理を理解するための教材3Dモデル
参考型式:日新電機 HM-LN3(油入自冷・空気密封式、6%、6.6kV 31.9kvar相当)。外形 A530・B340・C750mm に比を合わせた概形です。「外観」「内部」「動作」「結線」で切り替えます。部品をタップすると、名前・役割・つながる相手と、資料で確かめた範囲が出ます。
見るポイント
- 6%はコンデンサに対する割合。基本波でリアクトルのリアクタンスがコンデンサの6%です。
- 第5高調波では誘導性。6%×5=30% が 100%÷5=20% より大きいので、コンデンサ回路が第5高調波を拡大しにくくなります。
- コンデンサの電圧は上がる。1÷(1−0.06)≒1.064倍で、6%用コンデンサの定格は7.02kVです。
- 温度センサで守る。高調波で過負荷になると温度センサが動き、二次事故の拡大を防ぎます。制御線がつながっていることを確かめます。
根拠と未確認
資料で確認できたこと・簡略化したこと・未確認のこと
| 表したもの | 扱い | 根拠・理由 |
|---|---|---|
| 油入自冷式・空気密封式(油の取り替え不要) | 資料で確認 | カタログ p.11 |
| 温度センサ全機種付属・ファストン端子・制御線0.75〜2.27mm² | 資料で確認 | カタログ p.11 |
| リアクタンスはコンデンサのリアクタンスを100%とした%で表示、6%用コンデンサは7.02kV | 資料で確認 | カタログ p.3・p.11 |
| 31.9kvar(6.6kV 50Hz)の外形 A530・B340・C750・D520・E470・F200mm、油量35L | 資料で確認 | カタログ p.11〜12(どの記号がどの辺かは図と未照合) |
| 6%用と13%用・旧JIS品と現JIS品を混ぜない | 資料で確認 | カタログ p.26 |
| 第5高調波の比較(30%と20%)、共振 約4.1倍、電圧1.064倍 | 簡略化 | 6%からの計算 |
| 鉄心のギャップ、コイルの形、端子の数・位置 | 未確認 | 資料に記述がない・外形図と未照合。模式で描いた |
動きは順番を示すためのもので、時間や電流・電圧の大きさは表していません(計算で示した値は、そのつど式を書いています)。実際の操作・試験は、取扱説明書・社内手順・作業責任者の指示に従います。
出典
- 日新電機「電力用コンデンサ 関連機器」カタログ(Cat.No.237 R5、2023年10月) p.1〜3、p.7、p.11〜13、p.23〜26。2026年10月27日閲覧。