ZCTを、3Dで見る。
3本の合計を見る
3相の電線をまとめて孔に通すと、ふだんは電流の合計が0。地絡で孔の外を通る帰り道ができると、合計が0でなくなり、鉄心に磁束が回ります。
原理を理解するための教材3Dモデル
参考型式:オムロン 形OTG-N68(エポキシモールド高圧用貫通形・屋内用、定格一次電流400A、定格零相一次電流200mA、内径φ68)。「外観」「内部」「動作」「結線」で切り替えます。部品をタップすると、名前・役割・つながる相手と、資料で確かめた範囲が出ます。
見るポイント
- 3本まとめて通す。ふだんは、ある瞬間の3本の電流の合計が0なので、磁束が打ち消し合い、二次に何も出ません。負荷が不平衡でも、電流がすべて孔の中を往復していれば合計は0です。
- 地絡で合計が0でなくなる。地絡電流は大地や対地静電容量など孔の外を通って戻るので、その分だけ磁束が鉄心を回り、二次に出力が出ます。
- 200mAと400Aは別の意味。定格零相一次電流200mAと定格一次電流400Aは意味が違い、継電器の整定値とも別です。
根拠と未確認
資料で確認できたこと・簡略化したこと・未確認のこと
| 表したもの | 扱い | 根拠・理由 |
|---|---|---|
| 定格一次電流400A、定格零相一次電流200mA、定格電圧6,600V、質量約1kg、適合継電器(K2GRなど) | 資料で確認 | カタログ p.2 |
| 内径φ68・セパレータ付き(取り外し可)・使用可能電線外形φ26、M5端子ねじ、2-φ8.5穴または2-M8ねじ穴 | 資料で確認 | カタログ p.3 |
| エポキシモールド高圧用貫通形 | 資料で確認 | カタログ p.2 |
| 外形の丸み・寸法比 | 未確認 | 外形図に 158・182・76.5・134・60 などの数値はあるが、どこの寸法かを図で確かめられていない |
| 端子の数・位置・記号(k・l など) | 未確認 | N68の資料に記述が見当たらない。端子は位置を仮に描いた |
| 環状鉄心・二次巻線の形と巻数 | 未確認 | 資料に記述がない。貫通形の一般的な原理として模式で描いた |
| 孔に通す3相の電線・地絡継電器 | 簡略化 | 製品の部品ではなく、場面の説明用 |
動きは順番を示すためのもので、時間や電流・電圧の大きさは表していません。実際の操作・試験は、取扱説明書・社内手順・作業責任者の指示に従います。
出典
- オムロン 地絡関連機器 カタログ(CSM_Ground-fault_Protectors_DS_J_3_2) p.2〜3:発行年月は末尾の表記から2024年4月と推定。2026年10月27日閲覧。