避雷器を、3Dで見る。
雷のときだけ道をあける
ふだんは電流を通さず、雷サージで電圧が上がったときだけ大地への道をあけ、終わったらまた閉じる。その順番を確かめます。
原理を理解するための教材3Dモデル
参考型式:音羽電機 GL-B6G(直列ギャップ付・磁器がいし形・一般用、定格電圧8.4kV・公称放電電流2.5kA)。「外観」「内部」「動作」「結線」で切り替えます。部品をタップすると、名前・役割・つながる相手と、資料で確かめた範囲が出ます。
見るポイント
- ふだんは電流を通さない。直列ギャップが空間で絶縁しています。
- 雷サージのときだけ道をあける。電圧が上がるとギャップが放電し、特性要素を通ってサージ電流が接地へ流れ、端子間の電圧が低く抑えられます。
- 終わったら続流を止める。系統の電圧に戻ると特性要素の抵抗が大きくなり、電流はほとんど流れません(「非直線抵抗性により続流が流れない」)。
- 接地が命。接地線が外れていたり接地抵抗が大きかったりすると、サージを逃がせません。
根拠と未確認
資料で確認できたこと・簡略化したこと・未確認のこと
| 表したもの | 扱い | 根拠・理由 |
|---|---|---|
| 直列ギャップ付・磁器がいし形・一般用、公称電圧6.6kV・定格電圧8.4kV、公称放電電流2.5kA、JEC-2374 | 資料で確認 | 音羽電機 高圧用避雷器 選定表 |
| 非直線抵抗性で続流が流れない | 資料で確認 | 同 選定表の製品説明 |
| 全体の寸法・がいしの径・ひだの数・キャップの形・取付バンド | 未確認 | カタログの外形図と照合できていない。概形で描いた |
| 中の直列ギャップの数・電極の形、特性要素の材質・枚数、押えばね | 未確認 | 資料に構造の記述がない。直列ギャップ付避雷器の一般的な並びとして模式で描いた |
| サージ電流の帰路 | 簡略化 | 大地から系統の対地静電容量などを通って戻る。設備と雷の条件で変わるので、図では接地極までを描いた |
動きは順番を示すためのもので、時間や電流・電圧の大きさは表していません。実際の操作・試験は、取扱説明書・社内手順・作業責任者の指示に従います。
出典
- 音羽電機「高圧用避雷器」製品一覧・選定表:更新日は未記載。2026年10月27日閲覧。